
CONVERSE
「ALL-STAR」という名前を聞いただけでそれがどういったSHOESなのかをほとんどの人が分かってしまうくらい、ポピュラーな定番モデルを世に送り出したCONVERSE。その歴史は古く、1908年にまで遡ります。アメリカマサチューセッツ州モールデンのとあるストアマネージャーであったマーキス・M・コンバース。彼がCONVERSEの生みの親です。マサチューセッツ州の地域の気候に着目した彼は、コンバース・ラバー・シュー・カンパニーを設立。雨や雪の中でも作業できるラバーシューズの製造を開始します。
次なるビジネスを求めて彼は当時冬場のスポーツとして考案されたバスケットボールに注目します。そして1917年に開発されたのが冒頭のALL-STARでした。その後プロバスケットボールプレイヤーだった Charles Hollis "Chuck" Taylor ( チャールズ・H・テイラー)による選手兼PR活動が全米のバスケットボールプレイヤーにALLSTARを一気に知らしめるきっかけとなりました。更にバスケットボールが1936年のベルリン五輪から正式種目に採用された際に全選手にALL-STARを提供した事もCONVERSEを飛躍させる一因となった事は言うまでもありません。
皮革製の他社製品の台頭によってバスケットボールシューズとしての存在感は薄れたものの、入れ替わるように「ALL-STAR」は今度はストリートで圧倒的な支持を受けるアメリカ文化の代表的な存在となりました。現在に至るまでALL-STARのスタイルは、1917年当時と驚くほど変わっていません。そんな完成された機能とフォルムを持っているシューズをストリートが放ってはおきませんでした。JACKPURCELLやONE-STARなどのALL-ATARに続く時代を超えた定番を従えて、CONVERSEは今もこれからもストリートの主役であり続けます。