EMU
emuは元々オーストラリアで羊皮のなめしを生業にしていた1948年創業のJacksonCompanyという会社が靴用にシープスキンを提供したことでその歴史が始まりました。その後Jackson社は製靴を開始、1970年代にはUgglyBootsを履いていたサーファーたちに向けてアフターサーフ用として今の形のシープスキンブーツを提供し始めました。1980年代に入ると「UgglyBoots」を「UGG」というブランド名で北米で展開し始めます。そう、今でこそシープスキンの最高峰である2つのブランドは元々同じ会社の手掛けるブランドだったという事になります。1990年代に入ってUGG事業をアメリカのDECKER社に譲渡したのちの1994年、Jackson社はシープスキンブーツのパイオニアの誇りを胸に「emu」をブランドとして立ち上げました。ブランド名にはオーストラリアの国鳥であるエミューの名を冠していますが、これはオーストラリアを代表するブランドである事を誇る彼らの矜持の表れと言えます。
「世界で一番履き心地の良い靴」これがemuのモットーです。一番最初にそのことを認めたサーファーたちに今もemuは愛され続けていますが、サーフシーン以外にも街でemuのブーツを愛する人々は多く、アレクサ・チャンやシエナ・ミラー、リンジー・ローハンなどファッションアイコンからも愛される、その理由こそemuのモットーの「世界で一番履き心地の良い靴」の証明にほかなりません。ライニングにはオーストラリアの最高級のシープスキンをふんだんに使用し、独自の撥水技術がemuのブーツをほかのシープスキンブーツとは一線を画す存在たらしめています。この撥水加工は表面的な加工ではなく、シープスキンを染める段階での加工であるため長時間の効果が持続し、シープスキンの長所である通気も損なうことなく素足で履いてもドライな履き心地を実現します。海や雪山でemuが支持されるのもここに起因しています。
どれだけの成功を収めてもemuのスタンスは全く変わることはありません。彼らは今も「世界で一番履き心地の良い靴」を我々に提供することを一番の喜びとしています。