R&CROSS

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LAVENHAM
英国王室御用達のロイヤルワラントブランドとして有名なLAVENHAM(以下ラベンハム)。さぞかし老舗かと思いきや以外にも創業は1969年とそこまで古くはありません。創業者は当時エリザベス女王に仕えていたミセス・エリオットという女性です。彼女は自分がお仕えしていた女王陛下が乗馬の際に馬にかけて使うブランケットが保温性や吸湿性の点で使いにくいことを常日頃から気にかけていました。そしてこのホース・ブランケットがキルティングで出来ていたら女王陛下がお喜びになるだろうと考えました。彼女はほどなくしてロンドンの北、サフォーク州の彼女の故郷でもあるラベンハム村という所にラベンハム・ラグ社を設立します。

ラベンハム・ラグ社が発表したナイロンキルトのホースブランケットは、軽量で保温性が高く水にも強いという従来のホースブランケットの欠点を全て補う物だったため、瞬く間に英国内で注目され、需要がうなぎ上りになって行きます。乗馬愛好家からのリクエストでこの生地を使って乗馬用のジャケットを作り始めることがラベンハムを更にポピュラーな存在とするきっかけとなりました。1972年にジャケットを発表するや否や、乗馬をたしなむ上流階級からの支持を得て、愛馬と揃いの生地のジャケットを着ることが乗馬愛好家のステイタスとなったのです。1978年にはその後数十年経った今もラベンハムの代名詞として語られる事となる、ダイヤモンドパターンで縫われた「ダイヤモンドキルティングジャケット」が発表されました。

英国内に存在する他のキルティングジャケットを販売している会社とラベンハムの決定的な違いとして、自社製品に使う生地は全て自社生産している点が挙げられます。つまり、キルトに出来る生地であればどんなものでも英国内ロングメルフォードの自社工場で少ない数量でも作ることが可能なのです。大量生産を目的として、工賃の安価な海外に生産拠点を移すブランドがほとんどの中、これは驚くべきことです。またチーム制で稼働させた工場は責任が明確である事から、品質は常に保たれています。英国の誇り高い職人気質と妥協のないモノ造りを崇高なまでに追及することでラベンハムはロイヤルワラントのみならず、2002年には英国産業界で最高の栄誉とされる「クイーンズアワード」を受賞するに至りました。ラベンハムの商品は英国の古き良きクラフトマンシップそのものなのです。